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わらしべの里って何?

 わらしべの里共同保育所は平成4年、どこの園にも入れなかったしょうがいのある子を「集団の中で育てたい」という親の願いをかなえるため、親たちが始めた保育所です。その後、延長保育、産休明け保育、しょうがい児保育を実施。さらに学童クラブ、子育てサークル、子育て相談を実施。現在は、赤ちゃんから中学生、高校生、そして大人まで、みんなが楽しめる場として発展中です。

 過酷な現代社会の中で育つ子どもたちの心身の問題と、その社会の中で低下したといわれる親の子育て力という両側面を支援しながら、地域の子どもたちがその年齢、その年齢を人間性豊かに育てられる健やかな地域社会を目指します。


どうしてNPO法人なの?

 わらしべの里では「子どもを集団の中で育てたい」「からだも心も丈夫な子に育てたい」しょうがい児も入れる保育園にしたい」「親も子育てをもっと楽しみたい」あれもしたい、これもしたい…いろんな「~したい」をかなえるために、人々が集まって行動しています。

 NPO法人は、市民のために市民から「~したい」とわき上がった使命(ミッション)をかなえるために行動し、その行動を市民が支える組織です。わらしべの里の活動自体が、NPOそのものであると言えます。わらしべの里のミッションに共感した人が誰でも参加でき、つくっていける市民組織が「NPO法人 親子でつくる子育ての会 わらしべの里」なのです。

設立趣旨書

 1 趣旨

 保育園は「保護者の労働により、保育に欠ける」子どもの生活の場です。私たちは、人生の幕開けである子ども時代が気持ち良く楽しい時代であってほしいとの願いから、児童憲章・子どもの権利条約に基づき、子どもたちの心身の健やかな発達を援助することを目的に保育園・学童クラブ作りに取り組んできました。

 今後は、地域の親子の交流・学習の場、地域の人たちへ向けての子ども文化の還元、子どもの健やかな成長発達を地域の中から伝達していく取り組み、中学・高校生の集える場など、地域の乳幼児期から思春期までの子どもたちを支援していく取り組みも重要な課題となるでしょう。

 過酷な現代社会の中で育つ子どもたちの心身の問題と、その社会の中で低下したと言われる親の子育て力と言う二側面を支援しながら、地域の子どもがその年齢その年齢を人間性豊かに育てられる健やかな地域社会の構築に寄与することを課題とします。


 2 申請に至るまでの経緯

 保育園制度そのものは、児童福祉法第24条により、保育に欠けた子どもの保育をする場所として定義されています。また、埼玉県の家庭保育室要綱は、児童福祉法第24条ただし書きにより、増大する低年齢児の保育需要に対応する場所として家庭保育室を定義づけています。

 わらしべの里共同保育所は、しょうがい児保育・乳児産休明け保育・長時間保育・臨時保育・学童保育など、公立認可園の補完的役割を担う目的で地域住民の要望と参加で平成4年4月に設立し、公立認可保育園に入れなかったしょうがい児とその他の幼児、学童しょうがい児の4名で、保育室と学童クラブが併設した形で始まりました。平成6年4月より埼玉県家庭保育室要綱および妻沼町家庭保育室要綱に基づき家庭保育室として認定され、さらに、平成14年4月より、学童クラブの運営が埼玉県放課後児童健全育成事業に認定されました。

 赤ちゃんから学童までが、一つ屋根の下で一緒に生活する中で、年上の子が小さな子の面倒を見たり、職員を手伝ったり、重度のしょうがいを持つ子を仲間に入れたりしてきました。あずける保護者も子どもたちのために、心地良い環境づくりや園運営に積極的に携わってきました。その中で、赤ちゃんから大人までが、お互いの大変さをカバーしあい、良い影響を与え合う寒けを築き上げてきました。

 私たちは、「地域住民相互の信頼と理解と助け合いで運営される共同保育所」という立場のな中で保育を行ってきたとき、公立認可園に入園したくても入園できない待機児童問題・しょうがい児問題・長時間保育問題・産休明け保育問題などひとりひとりのお母さんたちの保育の悩みを拾ってきました。そこには、地域の中で、保育に欠ける子がひとりも出ないようにとの願いからでした。

 しかし、保育をしていく経過の中で、保育園数の不足や保育園制度の未熟さという物理的問題以外の大きな問題も出てきました。

 1つは、環境問題や夜型社会の影響で、弱者である子どもたちが体力の低下や生活リズムの変調を起し、イライラする・キレる・疲れる・寝ない・食べないなど、子どもの心身の健やかさが蝕まれている現状がどんどん進んでいるという問題です。

 もう1つは、虐待、育児放棄、育児不安、育児知識の少なさなど地域社会が崩壊した後の世代が親になり、子育てが楽しめなくなってしまった現状です。私たちは、今の親も、高度経済成長期の中での被害者だと考えるようになってきました。

 その現状の中で、入園しなくても親子で楽しめる場としての子育てサークルの開催、大人と子どもが一緒に楽しめる音楽会・映画会などの文化行事、子どもの心身の問題や環境問題など考える大人の学習会なども地域に向けて、積極的に取り組んできました。

 財力のない私たちにとって、物心両面から支援していただいた地域の方々、日々の運営を担ってくれた保護者集団、子どもにとって生きづらい現代社会の中で子供時代を大切にしてあげたいと願う保護者集団、そして運営の厳しさを緩和してくれた行政の相互の協力が運営を継続できる力の根源となりました。

 後から知ったことですが、デンマークでは公立保育所や公立小学校では、予算から運営規則まで保護者が積極的に運営に参加しているそうです。財力の無さから出た方法とはいえ、まさしく私たちのやり方と同じであり、保護者が予算から保育内容まで参加することによって、子どもの居場所を気持ちの良い場所にしてあげたいという願いになり、自ら子育てしている充実感も芽生え、父親の参加率も高くなり、親子の絆を強めるものとなっています。

 保護者同士の仲間づくりも子育てを通してスムーズにできるようになり、子育ての悩みも保護者同士で解決できるようになってきました。

 こうした経過に中で、私たちは保育園という制度の中に、保護者や地域住民でつくる保育園、言葉を換えれば「住民立」の保育園があってもよいのではないか、また、保育に欠けるという定義の中に、核家族などで子育てがわからないという理由を積極的に取り入れてもよいのではないか、重度のしょうがい児が家族の中で大事にされるように、集団保育の中に重度の障害児がいてもよいのではないか、などの大きな課題を抱え、今までの父母会立の限界を感じ、NPO法人を意識するようになってきました。

 無認可保育所に入っている子どもたちは国からの補助がない中で、妻沼町では私たちの運動が実り、平成15年から各家庭の所得に応じた保育料の補助を公立認可園に準じた形で制度化されました。

 また、平成16年4月より、消費税免税額が3000万から1000万に引き下げられることに伴い、全国の無認可保育園が課税されかねない事態となりました。認可保育園は非課税ですが、無認可保育園である私たちは課税対象なのだろうか。保護者会の中でも議論が起きました。公立認可保育園に入りたくても入れない子どもたちは課税対象にになるのか、その子どもたちをあづかる私たちの保育園は課税対象なのか。また、課税されるとしたら、公立認可園に入れない保護者が払うのか、職員の給料も保障できない園の財政の中で園が払うのか。全国の同じような保育園の仲間たちと運動を進めながら、私たち自身も私たちの公的役割を再度考える機会となりました。妻沼町議会では私たちの請願を受け、国に向けて非課税のための意見書をあげてくれました。結果として平成17年度より一定の基準を満たした無認可保育所に対して非課税となりました。

 このことによって、私たちの保育は、委託を受けるにふさわしい主体として地域全体に認められていけるのかを考える大きな転機となりました。そして、私たちの保育が地域みんなの財産にならなければいけないという使命に行き着きました。

 平成17年10月には、熊谷市・大里町・妻沼町が合併し、新熊谷市として発展しますが、現在でも熊谷市の保護者や子どもたちが利用されており、今後、さらに多くの地域住民の理解と協力を得て、新熊谷市の子育てとまちづくりの実践の場として、特定非営利活動法人 親子でつくる子育ての会 わらしべの里 を設立するものです。

平成17年4月24日

                        
特定非営利活動法人
親子でつくる子育ての会 わらしべの里

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2009.04.01 / Top↑

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